格安SIMって何? 
2014/08/06 Wed. 06:52
●MVNOとは?
MVNOとは、docomo、auなどの大手キャリアから通信ネットワークをを借りて、自社通信サービスを提供する事業者のことを言います。
MVNO:自社で携帯電話の通信ネットワークを持っていない通信事業者を差す。 MVNOはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略で、大手から携帯ネットワーク(LTE回線など)をレンタルして、その通信網をキャリアよりも安く提供(つまり格安SIM)してくれる会社のことです。 NTTコミュニケーションのOCN、BIGLOBE、B-Mobile、ケイオプティコムなどがMVNO業者となります。 |
過去、インターネットのブロードバンド事業においてプロバイダであった企業と同様の事業形態と思ってもらってOKです。
OCNの格安LTE(NTTコミュニケーションズ)

ケイオプティコムのmineo

●格安SIMはどの携帯でも使えるのか?
まず原則として、格安SIMが使えるのはLTE(Xi)対応のスマートフォンだけと考えて下さい。(auの場合は4GLTE)
LTE回線を利用するスマートフォンだけ格安SIMを使用できる。

ただしFOMA(3G)回線を利用した格安SIMも出ています。
b-mobileの携帯電話SIMはガラケーの音声通話に特化した格安SIMです。
b-mobile 携帯電話SIM
FOMA携帯で電話のみ使用することができるようになります。
基本的にはdocomoのLTE(つまりXi)スマートフォンのみ格安SIMを利用できます。
(auの場合は4GLTEスマートフォン)
●格安SIMはどの携帯でも使えるのか?
格安SIMの端末での使用状況は下のようになっています。(2014年7月現在)
キャリアごとの格安SIMカード使用状況 | ||
---|---|---|
キャリア | 使用 | 状況 |
docomo | 〇 | docomoの端末はSIMフリーなので 各社の格安SIMを使うことができる 格安SIM一覧はこちら>> |
au | △ | 通信方式が他の2社と違う。 ケイオプティコムのmineoのみが唯一使用できる。 |
Softbank | × | 端末にSIMロックがかかっているために 格安SIMを使うことができない |
海外SIMフリー | 〇 | 海外メーカー、または海外向けSIMフリー端末であれば 通信方式がdocomoと同じW-CDMAであれば使用できる。 使用状況はMVNO各社の対応機種を参考に |
格安SIMを使える端末はdocomo、SIMフリーのスマートフォンです。
auは唯一、ケイオプティコムから発売されたmineoだけ使うことができます。

auの場合、3Gスマートフォン、ガラケーは使用できません。LTEスマートフォンだけですので、注意して下さい。
Softbankはスマホ、ガラケーともに格安SIMを使うことはできません。
●格安SIMで何ができるのか?
スマートフォンの料金を安くしたい!!という方には超オススメの方法です。
3大キャリアのスマホの月々の料金は非常に高いです。
2014円夏ごろから電話のかけ放題プランが出現したものの、料金は高止まり傾向。

このデータ通信量を安く押さえることができるのが、格安SIMなのです。
OCNなら月額900円から、データ通信が可能。


「OCN モバイル ONE」

50MBを1か月を30日換算すると1.5GB/月も使えるので、3キャリアの2GBで3500円よりもかなりオトクです♪
●格安SIMの種類
格安SIMには3種類あります。
①データ通信のみ(LTE)
②SMS機能付きのデータ通信SIM
③音声(電話)付データ通信SIM
①のデータ通信のみのSIMは、4GLTEエリアでのインターネット接続のみに対応しています。
OCNマイクロSIMパッケージ
契約している容量(50MB/日、1GB/月など)までの高速データ通信(パケット通信)ができますが、電話番号を持っていないので通話などはできません。
データ通信SIMで通話をしたい場合は「050 plus」というアプリを使うとできるようになります。

「050+」はインターネットを使うIP電話の一種で、携帯電話への通話料が16.8円/分と激安で、3キャリアの通話料(40円/分)と比べると半額以下で、通話ができます。(固定電話への通話だと8.4円/3分です)
また、格安SIMにはメール機能(@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jp)はついていないので、Gメールなどのフリーメールを使うようにします。
②SMS機能付きのSIMは、LINEやFacebookなどの認証することができるデータSIMです。
OCN「SMS対応」マイクロSIMパッケージ
「SMS対応」SIMの場合にはSMS用の電話番号がついていますので、ショートメールを使うことができます。
電話番号があるとは言っても通話はできず、データ通信のみになります。
「SMS対応」のSIMではLINEやFACEBOOKなどの電話番号による認証が必要なSNSを利用できます。
格安SIMでSNSを利用する場合はこちらを購入します。
またSMS付きの場合、セルスタンバイ状態にならないので、スマートフォン本体(バッテリー)に負担がかからないようです。データSIMを買うのであれば、通常版よりもこちらの「SMS対応」SIMを購入すると良いと思います。
③音声通話(電話機能)付き格安SIMもあります。
こちらはデータ通信だけでなく電話機能(090、080番号)付きの格安SIMです。
データ通信専用のSIMよりも、少し割高になりますがデータ通信にプラスして、音声通話(電話)ができるようになります。
090、080の電話番号も付与するので、普通のスマホとして機能させることができます。
今使っている電話番号の乗り換え(MNP)も可能なMVNOもあり、平均して月々1600円前後とかなり安いです。
(電話代は別となります。「20円/30秒」)

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